「オーラルフレイル」って何?お口の衰えを防ぐ方法

2025.10.01
「オーラルフレイル」って何?お口の衰えを防ぐ方法

「オーラルフレイル」って何?お口の衰えを防ぐ方法

こんにちは。大垣市の歯医者 ハリヨ歯科 です。

最近、歯科や医療の分野でよく耳にするようになった言葉に 「オーラルフレイル」 があります。
まだ聞き慣れない方も多いと思いますが、実はこのオーラルフレイルは、健康寿命を延ばすためにとても重要なキーワードなんです。

今日は、大垣の予防歯科に力を入れる ハリヨ歯科 が、「オーラルフレイルとは何か」「どうすれば防げるのか」を、できるだけわかりやすくお伝えします。


オーラルフレイルとは?

「フレイル」とは、加齢に伴う心身の衰えのこと。
つまり オーラルフレイル=お口の衰え を意味します。

「まだ若いし関係ない」と思うかもしれませんが、実はオーラルフレイルは40代・50代から少しずつ始まることが多いのです。

例えばこんな変化はありませんか?

  • 食べこぼしが増えた

  • 硬いものが噛みにくい

  • よくむせるようになった

  • 滑舌が悪くなってきた

  • 口が渇きやすい

これらは「老化だから仕方ない」と思いがちですが、実は オーラルフレイルの初期サイン かもしれません。


オーラルフレイルが進むとどうなる?

お口の衰えを放置してしまうと、食べる力・話す力がどんどん低下していきます。
すると…

  • 栄養が偏ってしまう

  • 人との会話が減って孤立しやすくなる

  • 認知症や要介護のリスクが上がる

実際に、研究でも オーラルフレイルが進むと要介護や死亡のリスクが高まる ことがわかっています。

つまり「歯や口の健康を守ること」が、そのまま「体と心の健康を守ること」につながるのです。


なぜオーラルフレイルは起こるのか?

大人になると、次のような理由でお口の衰えが進んでいきます。

  • 歯を失って噛む力が弱くなる

  • 歯周病によって歯ぐきや骨が弱る

  • 唾液の分泌が減って口が乾く

  • 舌や頬の筋肉が衰える

  • 入れ歯が合わずにしっかり噛めない

特に大垣の地域でも多いご相談が「歯があるのに噛みにくい」「むせやすい」といった声。
これは単なる「歯の問題」ではなく、口全体の機能低下=オーラルフレイル の可能性があります。


お口の衰えを防ぐ方法

大垣市の歯医者 ハリヨ歯科 では、予防歯科の一環として「オーラルフレイル対策」に力を入れています。
ここからは、患者さんご自身でもできる具体的な方法をご紹介します。

1. 定期的に歯科検診を受ける

虫歯や歯周病で歯を失うことは、噛む力の低下に直結します。
予防のために、3〜4ヶ月ごとの定期検診がおすすめです。

2. フッ素や唾液検査で歯を守る

歯を残すことがオーラルフレイル予防の第一歩。
ハリヨ歯科では唾液検査をもとに、一人ひとりに合った予防プランを提案しています。

3. 口の筋肉を鍛える(オーラルエクササイズ)

  • 「パタカラ体操」:パ・タ・カ・ラと発音して口の筋肉を強化

  • 舌を上下・左右に動かすトレーニング

  • よく噛む習慣をつける

4. 食生活を工夫する

  • 硬さのある食材を取り入れる(根菜やお肉など)

  • よく噛んで唾液を出す

  • バランスの良い食事で筋肉の栄養を補う

5. 水分をこまめに取る

口の乾燥は嚥下障害やむし歯リスクを高めます。
1日を通して少しずつ水分補給を心がけましょう。


ハリヨ歯科でできるオーラルフレイル対策

大垣の ハリヨ歯科 では、単に「歯を治す」だけでなく、お口全体の機能を守る予防歯科 を実践しています。

  • 唾液検査によるリスク評価

  • 舌や口腔機能のチェック

  • 歯科衛生士によるトレーニング指導

  • 個別の予防プログラム作成

「まだ大丈夫」と思っている段階からケアを始めることが、オーラルフレイルを防ぐ最大のポイントです。


まとめ:お口の健康が全身の健康を守る

オーラルフレイルは「老化現象だから仕方ない」のではなく、早めに気づいて対策すれば防げるものです。

  • 歯を残すこと

  • 舌や口の筋肉を鍛えること

  • 食生活を見直すこと

  • 定期検診でチェックすること

これらを続けるだけで、お口の衰えはグッと防げます。

大垣市の歯医者 ハリヨ歯科 は、みなさんが「歯を守るだけでなく、食べる・話す・笑う力を守る」ことを目指しています。
未来の健康寿命のために、ぜひ今日からオーラルフレイル対策を始めてみましょう。