それって、もしかして歯周病かも。あなたは大丈夫?

2023.07.31

こんにちは、岐阜県大垣市今宿の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

最近、Chat GPTが流行っていますよね。

今回のBlogは少しAIにお手伝いをいただきながら書いていきたいと思います。

まず、AIに

一般的な人々が自分や他の人の口腔健康に関して歯周病の可能性を疑うポイントを教えてくださいと聞いてみたら、以下の10個のポイントを教えていただけました。

  1. 歯ぐきの腫れや赤みが見られること。
  2. 歯磨き時に歯ぐきから出血があること。
  3. 歯垢(プラーク)や歯石(タータル)のため、歯の表面がざらついていること。
  4. 歯茎から離れて歯が長く見えること(歯ぐきの後退)。
  5. 歯がゆらゆらしている、または歯の位置が変わっていること。
  6. 噛むときに歯が違和感や痛みを伴うこと。
  7. 口臭(悪臭)や不快な口のにおいがあること。
  8. 虫歯のような症状があるが、虫歯としては見つからないこと。
  9. 歯ぐきに膿がたまり、腫れていること。
  10. 定期的な歯科検診で歯周病のリスクが高いと指摘されたこと。

あながち間違えではない答えが返ってきました。

皆さんは、この10個のポイントから当てはまることはありましたか?

確かに、この中で1つでも当てはまると、歯周病の可能性があるかもしれません。

そもそも、歯周病とはなんだかわかりますか?

歯周病とは、歯と歯茎の周囲の組織が炎症を起こす病気であり、成人だけでなく子供にも影響を及ぼす可能性があります。歯周病は初期段階であれば治療や予防がしやすいので、子供たちにも正しい知識を持ってもらうことが大切です。以下は歯周病の初期症状と予防法について、わかりやすく説明します。

歯周病の初期症状: 歯周病の初期段階では、以下のような症状が現れることがあります。

  1. 歯ぐきの腫れと赤み: 歯周病が進行すると、歯ぐきが腫れて赤くなることがあります。触ると痛みを感じることもあります。
  2. 歯ぐきからの出血: 歯を磨いたり歯間ブラシを使ったりすると、歯ぐきから血が出ることがあります。歯を磨いている時に歯ぐきから出血したら、それは歯周病の初期症状かもしれません。
  3. 歯が長く見える: 歯周病が進行すると、歯ぐきが下がって歯が長く見えることがあります。これは歯の根が露出しているために起こる症状です。
  4. 歯のぐらつき: 歯周病が進行すると、歯ぐらつきを感じることがあります。歯がぐらつく場合は、歯周病が進行している可能性があります。

歯周病の予防法: 歯周病を予防するためには、以下のような対策を取ることが重要です。

  1. 正しい歯磨きを心掛ける: 歯周病を予防するためには、朝晩の歯磨きをしっかり行いましょう。歯ブラシを45度の角度で歯茎に沿って動かし、歯と歯ぐきの間の汚れもしっかり取り除きましょう。
  2. 歯間ブラシやフロスを使用する: 歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の汚れを取るために、歯間ブラシやフロスを使って歯磨きを補完しましょう。これによって、歯垢をしっかり取り除くことができます。
  3. 虫歯を早めに治療する: 虫歯が進行すると、歯周病の原因になることがあります。虫歯がある場合は早めに歯医者さんに相談して治療を受けましょう。
  4. 健康的な食事を心掛ける: ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物を食べることで、免疫力を高めて歯周病から身を守ることができます。また、甘いお菓子やジュースを過剰に摂取しないように注意しましょう。
  5. 歯医者さんの定期的な検診を受ける: 歯医者さんの定期的な検診を受けることで、歯周病の早期発見や予防が可能になります。歯医者さんに定期的に通うことで、お口の健康を維持することができます。

以上のように、歯周病の初期症状と予防法を理解しておくことは、子供たちの口腔健康を守るためにとても重要です。親御さんは子供たちに正しい口腔ケアの方法を教え、家族みんなで歯周病から身を守ることが大切です。

気になる方は、まず、歯医者に検診を!

甘いお友達と上手に付き合おう!砂糖と歯医者の視点から考えるコツ

2023.07.27
甘いお友達と上手に付き合おう!砂糖と歯医者の視点から考えるコツ

 

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今日のテーマは

 ”甘いお友達と上手に付き合おう!砂糖と歯医者の視点から考えるコツ”

みんな!元気にしていますか?今日は甘いお友達「砂糖」と上手に付き合うコツについて、歯医者の視点からお話ししましょう。歯医者さんは、私たちの歯の健康を守るために頼りになる存在なんです。だから、一緒に砂糖との上手な付き合い方を見つけて、キレイな歯を保ちましょうね!

砂糖のお友達を知ろう

まずは、砂糖のお友達を知ることから始めましょう。砂糖は、お菓子やジュース、ソフトドリンクなどにたくさん含まれています。でも砂糖って、おいしいだけじゃなくて、歯にとってちょっとやっかいなんですよ。たくさん食べると虫歯の原因になることもあるんですよ。

歯に優しいお友達も見つけよう

歯に優しいお友達と上手に付き合うと、虫歯の心配も少なくなります。例えば、りんごやキウイ、カリフラワーやにんじんなどの果物や

お野菜は、おいしくて栄養もたっぷり!歯をキレイにしてくれる助けをしてくれるんですよ。

砂糖のお友達と遊ぶ時間を決めよう

砂糖のお友達とは遊ぶ時間を決めることが大切です。毎日たくさん食べると歯に良くないので、おやつの時間や特別な日だけにしましょう。それ以外の時間は、歯に優しいお友達と一緒に遊びましょうね。

食後には歯磨きを忘れずに 砂糖のお友達と遊んだ後は、歯磨きを忘れずにしましょう。歯に付いた砂糖をキレイに取り除くことで、虫歯のリスクを減らすことができます。歯磨きの仕方がわからなかったら、歯医者さんに聞いてみると良いですよ。

歯医者さんのお友達に会いに行こう

定期的に歯医者さんに行くことも大切です。歯医者さんは、歯の健康をチェックしてくれるステキなお友達。虫歯の予防や早期発見に役立つんですよ。怖がらずに、勇気を出して行ってみましょう!

みんな、砂糖のお友達とは上手に付き合って、楽しい笑顔をキレイに保ちましょうね。歯医者さんと一緒に、健康な歯で素敵な毎日を過ごしましょう!

砂糖がたくさん含まれるお菓子や飲み物は美味しいけれど、歯にとっては少し厄介な存在です。歯医者さんは、私たちの歯を守ってくれる大切な味方。だから、砂糖と上手に付き合って、素敵な笑顔をキープしましょう!

砂糖のお友達と仲良く遊ぶためには、食べる量やタイミングに気をつけることが大切です。毎日たくさんの砂糖を摂ると、虫歯の原因になることがありますので、おやつの時間や特別な日に楽しむようにしましょう。

また、砂糖のお友達だけではなく、歯に優しいお友達もたくさんいます。お野菜やフルーツは、歯を健康に保つのに役立つ栄養が豊富です。歯磨きだけでなく、バランスの取れた食事を心がけることも大切ですね。

おやつや食事の後は、歯磨きを忘れずに行いましょう。歯に付いた砂糖や食べかすをしっかり取り除くことで、虫歯を予防することができます。

そして、定期的に歯医者さんに行くことも大切です。歯医者さんは歯の専門家であり、歯の健康をしっかりとチェックしてくれます。虫歯ができてしまっても、早く気づけば、小さい状態で治すことも可能です。

ぜひ定期的に歯医者に通いましょう!

むし歯治療は詰める?被せる? どう違うの?

2023.07.06
むし歯治療は詰める?被せる? どう違うの?

こんばんは、岐阜県大垣市のハリヨ歯科の院長の長縄です。

本日は、

”むし歯治療の時に一回で終わるパターンと、型取りが必要なパターンの違いはなに?”

についてです。

皆さんは歯医者でむし歯治療をしたことはありますか?

むし歯治療では、一回で終わるパターンと2回もしくは3回治療回数がかかるパターンがあると思います。それは何で違うのかわかりますか?

①むし歯の大きさの違い。

むし歯が小さければ、白いプラスティックで詰めて終わることがあります。むし歯が大きければ多くの歯を削らなければならないので、形を修復するためには型取りが必要になってきます。

②歯と歯の接触点がない場合。

食べ物がよく詰まる時に歯医者に受診したら、むし歯が見つかったことはないですか?歯と歯の間にむし歯があったり、歯と歯の間の接触点がゆるいと食事のためにものが挟まりやすくなります。そのため、むし歯の部位が隣の歯との接触点にあり、むし歯の大きさが大きいと、隣の歯との接触点の回復が困難となるために型取りが必要になります。

③噛み合う部分が大きなむし歯になってしまっている場合。

むし歯の部分がどこにあるかによって、詰め物で治せるか、型取りをしなければいけないかが変わります。型取りをしなければならない場合は、歯の咬頭と言われる

噛み合う部分がむし歯に含まれている場合に、お口の中で詰めてもなかなか、もとあった天然の歯の状態に戻すことは難しいので、技工士さんによって間接的に作る被せ物を選択することになります。

以上の理由から、詰め物にするか、被せ物にするかの決めることになります。

被せ物についてもいくつかの種類がありますが、今回の部分的な被せ物はインレーと言います。

インレー治療は、虫歯や歯の損傷を修復するための歯科治療方法です。虫歯や歯が欠けてしまった場合、インレーを使って歯を元の状態に戻すことができます。

インレーは、特殊な材料で作られた小さな詰め物のようなものです。歯科医師は、虫歯や欠けた部分を削り取り、その穴にぴったりと合う形でインレーを作ります。インレーは歯にしっかりとフィットするように作られ、歯科医師が特別な接着剤を使って固定します。

インレー治療は、通常2回の診療で行われます。最初の診療では、歯科医師が虫歯の大きさなどを評価し、インレーの形や大きさを決めます。そして、形を整えて、型取りをしていきます。型取りをしてからその日は仮の蓋をして終わります。

2回目の診療では、歯科技工士によって作られた被せ物(インレー)を患者の口にはめてみて、大きさや、歯と歯のあたりの接触点、そして噛み合わせが適切かどうかを確認します。もし微調整が必要な場合は、歯科医師が修正を行います。最終的に、インレーは歯にしっかりと固定され、元のように噛むことができるようになります。

そして大切なことは、インレー治療後も歯のケアを怠らないことです。しっかりと歯磨きをし、定期的に歯科医院に通うことで、インレーは長持ちし、歯を健康に保つことができます。

笑顔は心の窓。その輝きを保つためには、歯の健康が不可欠です。歯は、美味しい食べ物を楽しむための大切な道具でもあります。毎日の歯磨きや定期的な歯科検診は、虫歯や歯のトラブルを未然に防ぎ、長く健康な歯を保つ秘訣です。自慢の笑顔で人々を魅了し、自信を持って人生を歩んでいきましょう。一生のパートナーである歯を大切にし、幸せな笑顔を絶やさずに輝き続けましょう。

 

8020運動はご存知ですか?

2023.07.03
8020運動はご存知ですか?

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

”8020運動”

についてです。

皆さん、8020運動って聞いたことはありますか?

これは、1980年(平成元年)に日本歯科医師会が推進した、80歳になっても20本の歯を残そうという取り組みについてです。

まず第一に

皆さんは大人の歯が何本存在するかご存知ですか?

親知らずを入れたら全部で32本存在しています。

その32本のうちの20本を80歳までに残そうという取り組みになります。

皆さんは、自分の歯が無くなる(抜かなければならなくなる)ことが想像できますか?

多くの方は、歯はいつまでも、健康で、抜けることは想像できないと思います。

しかしながら統計的にいうと、45歳ごろに最初の1本目を失うと言われています。

歯が無くなる原因は、人それぞれです。

むし歯で歯が無くなる人もいれば、歯周病で無くなる人もいますし、外傷で破折して無くなる人もいます。

院長も実は、歯が一本無いのです。

なぜなくなったかというと、学生時代にやっていたラグビーの試合で歯が抜けました。その時ちょうどマウスピースをつけていなくて、アクシデントに見舞われて、下の前歯が抜けました。

抜けた後は、すぐに病院にいき、再植をして、一旦は元に戻ったのですが、、外傷による影響もあり、歯の根っこが吸収(溶ける)してしまい、事故があってから7年目ぐらいで抜歯となりました。

話を戻します。

8020という、この運動は、高齢になっても自分の歯を健康に保つことの重要性を訴えるために展開されています。

一般的に、健康な口腔内には28本以上(親知らずは生えていなかったり、そもそも存在していなかったり、噛んでいなかったりすることで数に数えないこともあります。)の永久歯があります。しかし、年齢とともに歯の喪失が増え、入れ歯や義歯が必要になるケースが多く見られます。この運動は、予防と早期治療の重要性を強調し、高齢になっても自分の歯を最大限に保つことを目指しています。

では、なぜ歯を残す必要があるのか。

高齢者で歯を残すメリットは、身体的、栄養的、精神的な側面から大きな影響を与えます。

まず、身体的な面では、歯を残すことによって咀嚼機能が維持されます。しっかりと噛むことで食べ物を十分に細かく咬み砕き、消化を助けます。咀嚼不良が生じると、栄養の吸収が悪くなり、栄養不良や体力の低下を引き起こす可能性があります。また、噛むことによって唾液の分泌が促進され、口腔内のバランスが保たれ、虫歯や口臭の予防にもつながります。

さらに、歯を残すことで正しい発音や言葉の明瞭性が維持されます。歯がない状態では発音が不明瞭になり、コミュニケーションの困難さを引き起こすことがあります。歯を残すことで自信を持って話すことができ、社会的な交流や日常生活の質を向上させます。

さらに、顔の形状や口元の美しさにも関わります。歯がない状態では顔の形が崩れ、老けた印象を与えることがあります。一方、歯を残すことで顔の輪郭が維持され、若々しさや自信を保つことができます。また、笑顔が美しくなることで、自己表現や人間関係の向上にも寄与します。

栄養的な面でも重要です。歯がある状態では、食事の幅が広がり、多様な食材を摂取できます。バランスのとれた食事は、免疫力の向上や疾病への抵抗力の向上につながります。また、食事の嗜好が維持されることで、食欲や食事の楽しみを保つことができます。

歯がないと、固かったり、繊維質のものが食べにくくなります。

結果て的にやわらかいものを好み、栄養素としても炭水化物に偏って栄養バランスも崩れてしまいます。

ここで、1ポイント!

硬い食べ物と、やわらかい食べ物どちらが歯を汚しやすいと思いますか?

実は、やわらかい食べ物の方が歯に汚れが着きやすくなります。

例えてみると、包丁を使って、硬いリンゴを切った時、包丁の刃はどうなりますか?汚れもつかずに綺麗なままですよね。

では、ケーキを包丁で切ってみましょう。

包丁の刃は、汚れてしまいますよね。

いくら鋭い刃で切っても、相手が柔らかいものであると刃が汚れてしまいます。歯も同じように、歯周病が進行して刃で硬いものが噛めなかったり、歯が抜けて、歯の数が少なくなったら、軟らかい食べ物を好むようになります。

結果的に歯は汚れて歯周病が悪化しさらに歯を失う負のスパイラルに突入します。

歯を残すことが、長生きする上でいかに大事かはわかっていただけましたか?

まだ、まだ、歯を残すことの重要性はたくさんありますが、それは、また別の機会にお話ししようと思います。

 

「歯の成長のタイムテーブル:乳歯と永久歯の登場!」

2023.07.01

こんばんは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科院長の長縄です。

本日のテーマは

 ”乳歯と永久歯の登場のタイミングはいつ”

についてお話しいたします。

まず最初に、皆さんは乳歯の数が何本あるかご存知ですか?

16本?20本?28本?

正解は

 『20本』

我々歯医者では、乳歯の場所によって読み方が異なります。

A、B、C、D、Eの五種類あり、それが上下左右4ブロッックに分かれるので全部で20個になります。

では、永久歯の数はいくつですか?

乳歯より多そうだから

24本くらい?親知らずもあるから28本くらい?

意外と考えたこともない人がいるのではないでしょうか?

永久歯も乳歯のように、歯の位置によって数字で表せる名前がついています。乳歯がA ,B,Cとアルファベットに対して、永久歯は

1、2、3、4、5、6、7、8と永久歯を含めると、右上のブロックだけで8本の歯があります。そうなると、4ブロックあるので全部で32本永久歯があるのが普通です。

ただ、最近では、親知らずがそもそも存在していない人もいるので、人によって数が変わってきます。

それでは、本題の乳歯の萌出時期と永久歯の萌出時期について説明します。

  1. 乳歯の萌出時期: 乳歯とは、お子さんが生まれたときに最初に生えてくる歯のことです。基本的には、乳歯は生えた後、すべて抜けて永久歯に生え変わっていきます。乳歯は、お子さんの成長に合わせて徐々に萌出(口の中に現れる)してきます。                                   以下に、一般的な乳歯の萌出時期を示します(個人差があることに注意してください)。                                  中切歯:A、側切歯:B(前歯): 通常、お子さんが6〜10ヶ月の間に下顎の中央切歯(下の前歯)が最初に現れます。上顎の中央切歯(上の前歯)は、通常、8〜12ヶ月の間に萌出しす。       乳犬歯:C: お子さんが16〜20ヶ月の間に下顎の犬歯が現れます。上顎の犬歯は、通常、18〜24ヶ月の間に萌出します。          第一乳臼歯D: 通常、お子さんが10〜16ヶ月の間に下顎の尖歯が現れます。上顎の尖歯は、通常、14〜18ヶ月の間に萌出します。      第二乳臼歯:E:お子さんが20〜24ヶ月ごろに萌出してきます。

乳歯は、お子さんが成長するにつれて徐々に全ての歯が揃っていきます。乳歯は一時的な歯であり、永久歯と交代するため、お子さんの口の中で大切な役割を果たします。

  1. 永久歯の萌出時期: 永久歯は、お子さんが成長してから生えてくる成人の歯です。乳歯が抜け落ちると、その位置に新しい永久歯が生えてきます。以下に、一般的な永久歯の萌出時期を示します(個人差があります)。
  • 切歯(前歯): 乳歯が抜け落ちると、永久歯がその位置に生えてきます。下顎の中央切歯は、お子さんが6〜8歳の間に、上顎の中央切歯は、お子さんが7〜8歳の間に萌出します。
  • 犬歯: お子さんが9〜12歳の間に、下顎と上顎の犬歯が生えてきます。
  • 小臼歯: お子さんが9〜12歳の間に
  • 臼歯(大臼歯): お子さんが10〜13歳の間に、下顎と上顎の臼歯が生えてきます。親知らずは、通常、お子さんが18〜25歳の間に萌出します。永久歯は、乳歯と異なり、お子さんの一生を通じて使われる歯です。乳歯から永久歯への交代は、お子さんの成長と発育の一部です。永久歯が正しく萌出することは、噛む機能や発音において重要です。

    ただし、萌出の時期は個人差があります。個々の子供の発育や成長によって異なる場合がありますので、必ずしも上記の時期に厳密に合致しない場合もあります。定期的な歯科検診に通うことで、お子さんの歯の発育や健康状態を確認し、必要なケアや処置を行うことが重要です。

    乳歯から永久歯への変化は子供にとって特別な時期であり、適切な歯のケアと定期的な歯科検診は、健康な歯を維持するために重要です。

     

永久歯と乳歯のむし歯のなり方の違いご存知ですか? 歯の構造も違うので、むし歯の進行のスピードも、むし歯になりやすい部位も違います。

2023.06.25
永久歯と乳歯のむし歯のなり方の違いご存知ですか? 歯の構造も違うので、むし歯の進行のスピードも、むし歯になりやすい部位も違います。

こんにちは、岐阜県大垣市でハリヨ歯科を開業している院長の長縄です。

今回のテーマは

”永久歯と乳歯のむし歯のでき方に違いがあることはご存知ですか?”

皆さん、一度でもむし歯になったことはありますか?

昭和の時代は、むし歯の洪水といわれた時代ですので、僕らの世代までは、それなりにむし歯がある人が多いのかなと思います。

現在は、どんどん、むし歯の数は減ってきています。

自分たちがむし歯に悩まされている人は、お子さんにはむし歯にしたくないと強く思い、小さい頃から定期的に歯科医院に受診する人も少なくないかなと思います。

今回のテーマの乳歯と永久歯のむし歯の違いについて、ご説明していきますね。

●乳歯の虫歯と永久歯の虫歯はいくつかの点で異なります。

乳歯の虫歯:

  1. 乳歯は永久歯に比べて小さく、形状も異なることがあります。乳歯は一時的な歯であり、成長とともに永久歯に交換されれます。⇨だから、乳歯ならむし歯になっても良いと思われるかもしれませんが、色々な意味でそんなことはありません。
  2. 乳歯のエナメル質は比較的薄く、虫歯になりやすい傾向があります。これは、乳歯のエナメル質の形成が未熟であるためです。
  3. 乳歯の神経組織は永久歯に比べて大きく、虫歯が神経に到達しやすいです。そのため、乳歯の虫歯は早期に治療する必要があります。⇨気づいたら神経をとらなければならなかったり、そもそも、もうむし歯が神経に到達し保存が不可能な場合もあります。
  4. 乳歯の虫歯は進行が速く、周囲の組織に感染が広がりやすい傾向があります。早期の治療が重要です。
  5. 乳歯は後続の永久歯の位置を保持するためのガイドとしての役割があります。早期に乳歯が失われると、永久歯の正しい位置や咬合に影響を与える可能性があります。⇨生え変わるからむし歯になっても大丈夫、そのまま放置は、噛み合わせに大きな変化をもたらし、歯並びがガタガタになってしまうことも。

永久歯の虫歯:

  1. 永久歯のエナメル質は乳歯に比べて厚く、より耐久性があります。しかし、適切な口腔管理ができていない場合はむし歯になる可能性があります。また、生えた手の幼若永久歯はむし歯になりやすいので要注意です!
  2. 永久歯の神経組織は乳歯に比べて小さく、虫歯が神経に到達するまでの時間が長くなることがあります。乳歯よりは神経に到達しにくいです。
  3. 永久歯の虫歯は進行が緩やかで、乳歯のように周囲の組織への感染の広がりが速いわけではありません。これは、永久歯のエナメル質が厚く、歯の構造がより堅固であるためです。
  4. 永久歯は長期間使用されるため、摩擦や摩耗が生じることがあります。これにより、歯面の保護が低下し、むし歯のリスクが高まることがあります。
  5. 永久歯は乳歯に比べて根が長く、より深い位置に埋まっています。むし歯が根の部分に進行すると、治療が困難になる場合があります。
  6. 永久歯は乳歯に比べて後方に位置しており、歯ブラシの届きにくい部分があります。十分な口腔管理が行われない場合、むし歯のリスクが高まる可能性があります。
  7. 永久歯は乳歯に比べて生涯の長い期間使用されるため、むし歯の発生リスクが長期間にわたって存在します。適切な予防措置と定期的な歯科検診が重要です。
  8. 永久歯のむし歯治療には、より高度な治療技術や材料が必要となる場合があります。永久歯の損傷や欠損の修復には、充填治療や歯の被せ物などが一般的に使用されます。
  9. 永久歯のむし歯は成長や発育に影響を与えることがあります。特に、永久歯が発育途中の子供や思春期の若者では、早期治療が重要です。

 

これらは乳歯の虫歯と永久歯のむし歯の主な違いです。しかし、個人の口腔状態やケアの違いによっても異なる場合があります。定期的な歯科検診と適切な口腔衛生習慣を実践することで、むし歯のリスクを最小限に抑えることができます。

位相差顕微鏡ってご存知ですか?あなたのお口の中の細菌を目で見ることができます。一度検査してみませんか?

2023.06.23

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

 ”お口の中の細菌を見てみよう”

びっくりすること間違いなし。

皆さんは、自分のお口の中の細菌やお子さんのお口の中の細菌をこの目で見たことはありますか?

多くの方は、そんなもの見たことはないとおっしゃられると思います。

もし、実際お口の中をチェックできると知ったらあなたはチェックをしてみたいですか?

その検査の方法が、

位相差顕微鏡と言われる機械で可能になります!

 

位相差顕微鏡とは、歯科の臨床現場で口腔内の細菌をリアルタイムで評価するために使用されます。口腔内細菌の評価により、ご自身やお子さんの口腔の健康状態を正確に把握し、適切な治療や予防策を立てることができます。

位相差顕微鏡を使用すると、以下のようなメリットがあります。

  1. 細菌を目で見ることができます。: 位相差顕微鏡は、光学系と特殊な顕微鏡レンズを使用して微生物を、見える化します。口腔内の細菌の存在や分布、形態、動きなどをリアルタイムで観察することができます。これにより、お子さんの口腔内の細菌の状態を詳細に把握することができます。
  2. 早期の問題の発見: 位相差顕微鏡は、お子さんの口腔内に存在する異常な細菌の増殖やバランスの乱れを早期に検出するのに役立ちます。口腔内の細菌バランスが乱れると、虫歯や歯周病などの口腔疾患のリスクが高まります。位相差顕微鏡を使用することで、これらの問題を早期に発見し、適切な治療や予防策を講じることができます。
  3. カスタマイズされた治療計画の立案: 位相差顕微鏡による口腔内細菌の評価は、個別にカスタマイズされた治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔内の細菌の状態に応じて、適切な処置や予防策を立てることができます。例えば、異常な細菌の増殖が見られる場合には、口腔衛生習慣の改善や特定の抗菌処置の導入が考慮されるかもしれません。
    1. モチベーションの向上と教育: 位相差顕微鏡を使用することで、お子さんとその保護者に対して口腔内の細菌状態を視覚的に説明することができます。口腔内の細菌の存在や増殖の具体的なイメージを見せることで、お子さんの口腔衛生の重要性を理解しやすくなります。また、保護者にも口腔ケアの重要性を伝えることができます。これにより、お子さんのモチベーションを向上させ、定期的な歯科検診や予防ケアの重要性を認識させることができます。
    2. 治療効果のモニタリング: 位相差顕微鏡を使用することで、治療後の口腔内細菌の状態をモニタリングすることができます。治療の効果を評価し、必要に応じて調整することで、お子さんの口腔内の細菌バランスを維持することができます。定期的な位相差顕微鏡の使用により、治療の進行状況を的確に把握し、最適な結果を得ることができます。

    以上が、位相差顕微鏡の使用方法とお子さんにもわかりやすく説明するためのメリットのいくつかです。位相差顕微鏡を使用することで、口腔内細菌の評価がより正確に行え、口腔健康の管理や治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔健康の維持と予防のために、位相差顕微鏡の使用は重要です。

ハリヨ歯科では、初診時に必ず位相差顕微鏡を使用しお口の中の菌のチェックをします。ぜひ、興味のある方は、一度ご来院ください。

ご飯の時に、テーブルの上にお水やお茶などが入ったコップを置いていませんか?実はそれってNGなんです。ご存知でしたか?

2023.06.22

こんにちは、岐阜県大垣市で開業していますハリヨ歯科の院長の長縄です。

突然ですが、ご質問です。

皆さんの家庭で、

”ご飯の際にテーブルの上にコップを置いていませんか?”

多くの方は、『はい』と答えるのではないでしょうか。

実際、ハリヨ歯科に受診されている患者さんに同じ質問をすると、大袈裟ではなく100%『はい』と答えます。

食事の際のテーブルにコップが置いてあるのが当たり前の光景になっていますが、実は歯並びが悪くなる大きな落とし穴になっているんです。

そもそも、歯並びが原因の一番は遺伝だと思っていませんか?

確かに遺伝による原因もあるのは確かです。

しかしながらそれだけではありません。

そもそも、現代の子供達は、歯並びが悪いお子さんたちが増えていることはご存知ですか?

学校検診に行くと、むし歯の子よりも不正咬合と言って歯並びが悪い子の方が多い時代になっています。

その原因の1つが、食事の際のコップにあるんです。

いつも、食事の時に、一緒に出てくるこのコップ。

いつからあるんでしょうか?物心ついた時にはあったような、小さい時にはなかったような。なんとなく当たり前に食事の時に出てくる水分。

実は、昭和の時代にはあまり、食事の時にお水やお茶は出て来てないんです。

それを象徴するのが、皆さん大好き『サザエさん』

サザエさんで出てくる食事のシーン。実は食事の時にはお茶は置かれていないことにお気づきですか?お茶の出るタイミングは、食事が終わってテーブルを片付けた後、一服するときに出てきます。

話を戻しますが、なぜ、食事の際に一緒に水分をテーブルに置いてはいけないのかですが、

それは、単純明快。

食事の時に水やお茶を飲むと噛む回数が激減するからです。

顎は、噛む刺激によって成長しやすくなります。

一日3回必ず食事をしますよね。その3回ともに、顎を成長させるチャンスになるんです。できれば、食事の際にお水お茶は用意せず、水分を摂るのは食事の前か、食事の後、お口の中が空っぽになったのを確認してからにしましょう。

その他にも、普段の食卓で歯並びが悪くなることを助長することがいくつかあります。

食事の際に、お子さんの足はテーブルについていますか?

足がブラブラして座っていませんか?足が、地面についていないと、噛む時の力が掛かりにくく顎に力が伝わりにくくなります。

そのため、可能であれば、年齢とともに足の台の高さが変わる椅子を選択したり、足の位置に雑誌などを重ねて足をつくようにしましょう。

その他には、椅子に正座をして座る方法も選択肢の1つです。

さらにさらに、食事の欧米化です。

和食と洋食(特にファーストフード)だと、噛む回数が断然に違います。

食生活の変化によって日本人の咀嚼回数は年々少なくなっていると言われています。

ある、調査だと、弥生時代では一食の咀嚼回数は3990回、鎌倉時代2654回, 20世紀初頭1420回、現代620回。弥生時代から比べて咀嚼回数は1/6に減少しています。

顎の成長も同じように変化して来ています。縄文時代などは、顎ががっしりしている人が多かったことが知られています。そこから、現在に移行するに到って顎が細くなっています。

本日お話ししたように、1日3回必ず食事を摂る中で、これらのことを、まずは実践してみてください。それによって、少しでも顎の成長が促せられれば、歯の矯正が必要なくなるかもしれません。

まだまだ、歯並びを改善するためのちょっとした一工夫、一手間かけることによって顎の成長を促すことができますので、気になる方は、お問い合わせください。

 

 

 

 

小さいお子さんが道路でこけてしまいました。口の中から血が出ています。どうしたら良いですか?

2023.06.15
小さいお子さんが道路でこけてしまいました。口の中から血が出ています。どうしたら良いですか?

おはようございます。岐阜県大垣市今宿の歯医者ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは、お子さんが見える親御さんでは一度は起きたことがある、お子さんが地面でこけた時のことです。

特にやっと自分でよろよろ、歩き出す時期によく起こります。

急に泣き出してびっくり、

お口の中を見たら血も出ていてさらにびっくり!!

口の中が血だらけになっていたら焦りますよね。

今回のテーマは、

お子さんがこけて口の中から出血している時の対応法についてです。

まずは、なんで乳幼児の時期ってあんなに転けやすいかご存知ですが?

乳幼児が転びやすい理由はいくつかありますので一部紹介します。

  1. 発育段階: 乳幼児はまだ筋力や体の制御が未熟なため、バランスを保つことが難しいです。歩行や走行の技術がまだ発達しておらず、体のバランスを崩しやすい傾向があります。
  2. 探索行動: 乳幼児は成長とともに自分の身体や周囲の環境を探索し始めます。好奇心が旺盛で、物事を触ったり登ったりすることで自己発見を行います。このような行動が転倒のリスクを高めることがあります。
  3. 発達段階の進行: 幼児期は身体の各部位の発達が不均衡な時期です。例えば、下半身の筋力が上半身よりも発達していることがあります。このようなバランスの偏りが、転倒の原因となることがあります。
  4. 環境要因: 乳幼児はまだ自分の周囲の環境を正確に評価する能力が不十分です。階段や段差、不安定な地面など、危険な要素がある場所での活動が転倒のリスクを高めます。
  5. 行動の発展: 乳幼児は成長に伴って自立心や運動能力が発展していきます。新しいスキルや行動を試みる過程で、バランスを崩して転ぶことがあります。

これらの要因により、乳幼児は転びやすい傾向があります。

そして、転んだ時に、顔から倒れてしまうことも多々あり、ヒヤッとする場面をよく目にしませんか?

転倒した際に、特に問題になりやすい部位としては

歯への外傷

歯の打撲:歯をぶつけただけで、歯が割れるなどの症状はない。ぶつけたことにより噛むと痛いや、触ると違和感があるなどの症状がある。→特に治療方法はなく、様子見となることが多い。

歯冠破折:転倒時に直接外力が歯に当たり、歯冠の一部が折れてしまうこと。⇨患児から協力が得られれば容易に修復は可能ですが、子供が小さいと治療は難しく、経過観察となることが多いです。

歯根破折:歯冠破折よりもやや深いところ(歯の根っこの部分まで)で破折している。⇨歯が縦に割れているため、保存(残すこと)することが難しい。抜歯となるケースも多い。

歯の陥入:歯をぶつけた衝撃により、歯が歯茎の中に埋まってしまっ ている状態。場合によっては、元の位置にも出さなければならないことがあります。

歯の脱臼:歯をぶつけた衝撃により、歯が抜けた状態。⇨抜けた歯は、そのまま歯科医院に持ってきてください。

そのまま、戻すことができれば、抜かずに済みます。

持ってくる時の注意点としては、乾燥させないこと。乾燥させないためには、薬局などで売っている生理食塩水につけて持ってきてもらうのがいいです。もし近くにない場合は、牛乳につけてきてもらっても大丈夫です。

歯の亜脱臼:歯をぶつけた衝撃により、完全に抜けてないまでも、抜けかかっている状態です。こういう場合は、無理に口の中を触らずに、そのまま、歯科医院にきていただいてOKです。

これらが、歯への衝撃で生じる外傷です。他にも歯を支える歯槽骨が折れたりなどもありますが、詳しくはまた、別の機会にお話ししますね。

次は、お子さんが転倒時にお口の中を切れてしまうパターンです。

こちらで、一番多いのは上唇小帯と言われる、前歯の上にある筋げ切れてしまうパターンです。

ここが切れると、切れたすぐは結構出血が出るので、親御さんはびっくりして、歯医者にすぐ連絡が来ることが多いです。

その、筋は人によっては、歯並びの影響となることもあるため、外科的に切除をすることもある部位なんです。

そのため、その部位が切れても、お子さんの発育の影響になることは少なく、また、時間と共に、止血されてしてまうことが多く、経過観察を行なっていきます。

多くの方は、歯科医院に到着時にはすでに止血されており、お子さんも、何もなかったように元気であることが多いです。

 

このように、小さいお子さんの転倒はよくあることではあるので、もし、もし、お子さんがこけて、お口の中から出血があり心配であれば、歯科医院にご連絡ください。

 

 

歯医者って何歳から受診したらいいの?皆さんは何歳から歯医者に行っていますか。歯が生えてから?では、もう遅い?

2023.06.11
歯医者って何歳から受診したらいいの?皆さんは何歳から歯医者に行っていますか。歯が生えてから?では、もう遅い?

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回の、テーマは、

”歯医者は何歳から受診したらいいの?”

についてお話ししていきたいと思います。

お子さんの歯科検診といえば、市が行う、一歳半検診、3歳検診ですよね。

1歳半といえば、個人差はありますが歯のA~Dぐらいまでが生えてくることが多いです。その為に、一歳半検診はおおよその乳歯が生えたタイミングでチェックすることが目的ですね。

3歳検診では、全ての乳歯が生え揃う時期になりますので噛み合わせや、噛み合わせに影響する癖(指すいなど)がないかをチェック

もちろん虫歯のチェックもします。

ただ、それらの検診は、お口のことだけでなくさまざまな身体的発育や精神的発育もチェックする場でもあります。

  1. 健康な成長の評価: 一歳半・3歳は子供の重要なマイルストーンの一つであり、子供の成長と発達に大きな変化が現れます。検診を通じて、子供の身体的、認知的、言語的、社会的発達を評価し、健康な成長を確認することが目的です。
  2. 早期発見と介入: 発達の遅れや問題の早期発見に重点が置かれます。発達の遅れや異常が早期に発見されれば、専門家の評価や適切な介入が行われることで、問題の進行を防ぐことができます。
  3. 健康問題の早期発見: 身体的な健康状態や疾患の早期発見も行われます。例えば、歯の健康状態や視力の問題などが検査されます。
  4. 予防接種の管理:予防接種のスケジュール管理も行われます。子供の年齢に応じた予防接種が実施され、重要な感染症から子供を保護するための予防策が講じられます。

これらの検診時に口腔内のチェックを行われて、いずれかの検査項目に指摘があれば、そこで、初めて歯医者に行くことになります。

その為、多くの方は1歳半もしくは3歳時に歯医者にくることが多いのかなと思います。

では、実際に、ハリヨ歯科に来る患者さんの、初めての歯医者さんのタイミングは7ヶ月ごろに来ることが多いです。早い子では生後3ヶ月ごろに来ることも少なくありません。

7ヶ月なんて、まだ歯が一本しか生えていないじゃん、3ヶ月なんて歯も生えていないのになんで歯医者にくるのって思われることも多いのではないのでしょうか?

実は、我々歯医者では、その時期に歯は全く見ていないんです。

むしろ、歯より大事なことがあるんです。

ここで、皆さんのとってびっくりなお話をします。

”顎の成長の8割は6歳までにできる”

ここで、大事なのは、永久歯が生えてくるのは6歳からだということ。

さてここで、クイズです。

永久歯と、乳歯どっちの歯が大きいと思いますか?

正解は、前歯(上で前6本、下前6本)は永久歯の方が大きく

臼歯2本は、乳歯の方が大きい

このため、乳歯の時に歯並びがきれいに並んでいると、永久歯になった際に、前歯がガタガタになってしまうんです。

6歳時には、全部の乳歯の間に隙間があって欲しいということになります。

その隙間を作るために(顎を成長させるため)、顎に沢山の刺激を与えなければいけません。

その、第一歩が、授乳の仕方や、抱っこ紐の使い方、普段の寝かせ方や、食事を食べるときの姿勢。(これらのことは、当院のマタニティー教室でご説明しています。)

これらの、ことがうまく行っていないと、7ヶ月ごろにはその兆候が出てきます。

例えばお口の富士山型。

これが意外に多いんです。

中には、一般的なブログで、お子さんの唇が富士山みたいでかわいいってアップされている方も見えます。

でも、それは、正常部ではなく異常なんです。では、なんで上唇が上を見いてしまうのか。

その原因は、上唇の使い方が上手くできていないことにあります。

上唇が上手く使えてないってどういうこと?と思われると思いますが、少し解説していきます。

まず。上唇は何でできているかご存知ですか?

上唇は筋肉で構成されているため、上唇が上に挙げっているということは、唇の筋肉が上手に発達(成長)していないことが挙げられます。

では、なんで上唇の筋肉が発達していないでしょうか?

それは、離乳食の与え方が間違っていたり、いつまでも、ストローのみを続けていたり、ぶくぶく嗽ができなかったり。

今までは、勝手に成長してきたことでも、昨今では非常に多くの方が富士山型になっていることを実感します。

その結果、保育園児や小学生でもお口ポカーンが増えています。

ハリヨ歯科では、幼い時期から管理栄養士による、お口を育てるためのセミナーや離乳食講座を行なっていますので、興味のある方はお問い合わせください。

連絡先 0584−74−1182

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