マウスピースで矯正治療を予防する。

2018.06.18
マウスピースで矯正治療を予防する。

おはようごいます。

大垣市のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

日曜日にマウスピース型の矯正装置のセミナーに行ってきました。

皆さんは歯並びが悪くなる原因に何があるかご存知ですか?

親が歯並びが悪いから、子供も歯並びが悪いから遺伝でしょって思っておられる方も多いと思います。

確かに遺伝によって、顎の成長が著しいく大きくなったら、小さくなったりする場合がありますが、実はそれだけではありません。

遺伝以外の原因としては、お口の中の癖があります。

癖の中でよくあるものとして、

舌突出癖(常に舌が前の方に出てしまったり、飲み込みが上手にできていないために飲み込む時に舌が前方に出そうとする事があります。)これを続けると開咬と行って、前歯がかみ合わず空いた状態になります。

下唇を上の歯で噛む癖:これを続けていると、上の歯が外へ押し出されるとともに下の前歯がべろ側に倒れこんでしまいます。

お口ポカン:普段からお口をポカンと開けていると歯が前の方へ飛び出てしまいます。

歯の並ぶ位置はお口の周りの筋肉とベロとの力が均等になったところに並びます。

小さい頃からのちょっとした癖が原因で歯並びに悪影響を起こしていることになります。多くの方は指しゃぶりをし続けると歯並び悪くなることを知っていると思います。それと同じように、日常の癖には注意していかなければなりません。

『大きくなったら、歯並びを治せばいいわ』と思われている方もいます。そこも、落とし穴なんです。大人になってから歯並びを治したとして、その原因となった癖を取り除かないと、せっかく綺麗に並べたのに後戻りします。

その為に、癖を治すことが必須なのです。

ハリヨ歯科が行っているマウスピース型矯正装置は噛み合わせが反対になってしまった子に限定して行っている治療法です。

マウスピースを入れることによって先ほどお話しした唇の筋肉、ベロの筋肉に働きかけることで噛み合わせを改善させる方法です。それにプラスして、癖を治すトレーニングを行いながら訓練していきます。人にもよりますが、1〜3ヶ月ほどで改善が認められることもあります。一つだけ注意しなければならないのは、このマウスピース型装置は歯並びを綺麗に並べる為に使うものではなく、お口の癖を改善することによって噛み合わせが反対になったものを治すものです。その為、最終的な歯並びに関しては改めて矯正治療が必要になります。

お子さんのお口の中で気になることがありましたらご相談ください。