ミモザの花が咲きました

2018.03.22
ミモザの花が咲きました

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

昨年、開院に合わせて植樹された植栽たち。

この植栽を決めるにもどんなものにするか、実物を見に行きました。1年以上かけて医院設計を一緒に行ってきた設計士さん、ハリヨ歯科建設を行ってくださった恩田建設の現場監督さんと一緒に稲沢まで行きました。

 

無機質なイメージと、怖いと多くの方が身をすくめがちな歯科医院。

少しでも気楽に、心穏やかに歯科医院を受診して頂きたいと開院前から強く思っていました。

そのため、建物も歯科医院らしくない、今までの歯科医院のイメージを払拭する設計を心がけて来ました。

その中で、できるだけ自然の緑に癒される空間をと考えて来ました。

 

医院内の診療チェアからは緑が見えるように小窓を設置しています。

歯科医院受診時に一番勇気がいるであろう、患者様をお迎えする入り口にも植栽をしています。

自然の心を落ち着けてくれたり、癒してくれる力は何にも代えがたいものですよね♬

 

まだ2月の寒い中、花が咲いていない状態で何時間もかけて決めてきた植栽。その一つがミモザです。春に黄色い花をつけることだけはきいていましたが、昨年植樹されたばかりの時には花を見ることはありませんでした。

ミモザは、3/8は女性の日となっており、イタリアでは女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈る日だそうです。

 

花言葉は「堅実」「豊かな感受性」「エレガンス」「真実の愛」だそうです。

 

ハリヨ歯科スタッフも院長を除くと全員が女性です。女性の活躍するハリヨ歯科にさらにこの春新人2人の女性を迎えます。

そのハリヨ歯科の入り口に女性を象徴するミモザが咲く☆

 

「堅実」に医療と向き合い、

「豊かな感受性」で患者様の心に寄り添う、

いつでも「エレガンス」でありたい人々のために、

「真実の愛」を追求し続ける

 

そんなハリヨ歯科であり続けたいと思う、ミモザが咲き出した今日この頃。

この春からのハリヨ歯科の女性の活躍がますます期待できそうです♬

 

ハリヨ歯科の目の前の通りには街路樹の桜が咲き出しました。

そしてミモザ以外の植栽たちもご紹介します。

 

シンボルツリーの“フェイジョア”。昨年12月にはクリスマスツリーとしてハリヨ歯科を彩ってくれました。花言葉は「情熱に燃える心」だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

“オリーブ”

花言葉は「平和」「知恵」

 

“オオエゾツツジ”。

花言葉はなんと「摂生」・・・健康に注意し、病気にかからず丈夫になるようにすること

だそうです。花言葉を知っていて決めたわけではありませんが、まさに私たちのやりたいことは、健康に注意し、病気にかからず丈夫になるようにすること

なのです。どの植栽も花言葉は知りませんでしたが、どれもハリヨ歯科の目指すものとリンクしていたことにビックリ!!

この植栽たちの成長とともにハリヨ歯科も日々成長できるよう精進し続けます☆

フレッシュ増えます!!

2018.03.21
フレッシュ増えます!!

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

もうすぐ3月も終わり、4月からは新年度が始まります。

気候も暖かい日が増え春めいてきましたね。

ハリヨ歯科もこの4月11日で開院一年を迎えます。昨年のこの時期にはまだ建築業者が出入りする中、街路樹の花々が咲き誇るできたての建物の中で研修をしていました。

専門の講師をお招きし、何人もの模擬患者さんのご協力を頂き、ひたすら来院患者さんの一連の流れを確認するシュミレーションを2週間かけて行ってきました。

もちろん、歯科医院で働く経験は私たち歯科医師を含めそれぞれ持っていましたが、ところ変われば、人が変われば今まで働いていた施設と同じとはいかないものです。

開院に合わせ何ヶ月も前から求人募集をし、開院までにハリヨ歯科スタッフ採用決定者とは密に連絡を取りコミュニケーションはとっていたので、研修が始まる前には信頼関係はすでにできていたように思います。

そのため、研修期間の2週間はスタッフとの関係をより深めあうことができ、ワクワクと緊張感のドキドキが入り混じる思い出深い日々でした。

 

そんな研修を経て開院し、1年を迎えるハリヨ歯科にこの4月から新しいスタッフが2名増えます♬

開院間もなくからありがたいことに多くの患者様にご来院頂けたおかげで、スタッフ増員のための求人活動は夏ころから本格的に行ってきました。

スタッフ募集にたくさんの応募も頂き、ハリヨ歯科で働きたいとの思いで応募いただいた方々には感謝申し上げます。

スタッフ採用に際し、私たちが最も重要視したことは今頑張ってくれているスタッフとの相性です。そのため、採用決定の前には有償で1日トライアルとして実際のハリヨ歯科での実務を体験して頂きました。

 

働いてみてこんなはずではなかった、、、こんなに大変なの!?とスタッフ応募された本人さんもならないように、そして、実際一日ともにしてみてのスタッフの意見を聞くために。

 

そんなトライアルでのハリヨ歯科での実務体験を経たスタッフがこの4月に2人増えることに、現役スタッフも準備しています。

 

今週3日間に渡り、お昼から16時までの時間、休診とさせて頂き院長、ハリヨ歯科スタッフで新人スタッフの教育マニュアルを作成しています。

患者様にできるだけ早く新人スタッフでも、既存スタッフでもそのムラがなくなるように。ハリヨ歯科に来てくださる患者様一人一人の安心と満足がいただけるよう、休診とさせて頂きました。

その間、予約が取りづらいなどご迷惑をおかけしました患者様には大変申し訳ありません。

 

3月29日には新人スタッフの入社式を行う予定です。新人2人の出勤お楽しみに☆

食生活と歯

2018.02.21
食生活と歯

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で託児もご利用できる、子連れにやさしい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

みなさん、お口の中の状態が食生活と大きく関係することはご存知でしょうか?むし歯をつくらないためには磨き残しのない歯磨きを行うことだけではなく、どんなものをどのように食べるのかという食生活はとても重要です。

 

現在ハリヨ歯科に通院していただいている80歳の男性の実際のお話です。80歳を越えもご自身の歯が20本以上しっかり残っておられ、先日大垣市から“8020”の表彰(80歳で20本の歯が残っておられる方への表彰)を受けられました。

 

この方は最初むし歯を治して欲しいとのことでハリヨ歯科にご来院されました。お口の中を確認すると、小さなむし歯が多数見つかりました。

お聞きしていくとハリヨ歯科開院前にも定期的に歯科医院での検診を受けておられたそうで、これまではそんなにむし歯ができたことはなかったそうです。なぜ小さなむし歯がこのように一気に多数できてしまったのでしょうか。

 

ハリヨ歯科では初診時に全身のことを含めて問診させていただきます。

これは一見関係ないように思われるご病気でも歯科治療に関わることが多いからです。また、安全管理のため全身状態を把握した上で治療することが望ましいためです。

 

その際に、3年前に胃癌により胃の1/3を摘出する手術を受けておられたことを把握していました。胃の大きさが1/3になるということは一度に多くは食べることができなくなります。

 

これを踏まえた上で、むし歯がたくさんできてしまった原因について患者様と考えました。

食生活についてお聞きしていくと、胃の手術をしてから一度に食べられる量が減ったため、少しでもカロリーをしっかりとった方がいいのではというお考えから患者様の息子さんからできるだけ甘いものを食べるようにとの助言があったそうです。またご自身の畑で色々な種類の豆類を栽培されており、それをご自身で甘納豆をつくられるそうです。それを食べるのが楽しみだということも教えてくださいました。

消化器外科の主治医の医師からもちょこちょこ食べるように指導があったそうです。

 

このお話から、過去にはそれほどむし歯ができなかったこの患者様が、ここ最近でむし歯が多数発生した原因が明らかになりました。

 

3年前の胃の手術後から、“甘いもの”を“ちょこちょこ”食べるようになったという食生活の変化によりむし歯が多発したのです。

 

この患者様は自己管理をする意識がとても高い方で、むし歯の成り立ち、ご自身の現状についてお話すると、それに対して前向きに改善するよう努力されます。

今後もハリヨ歯科はこの患者様の“お口からの全身の健康”を守るため力を尽くしたいと思っています。

 

今回は胃の手術による食生活の変化でしたが、他にも食生活が変化することは往々にしてあります。

今までは大丈夫だったのに・・・ということがないよう、一人一人の患者様の生活背景に寄り添ったお話ができるようハリヨ歯科は努めています。

 

歯周病が怖い理由(3)

2018.02.14
歯周病が怖い理由(3)

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で託児も行える、子連れにやさしい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今回は、歯周病が怖い理由第三弾、骨粗しょう症についてお話ししていきたいと思います。

皆さんは日本人のどれくらいの方が、骨粗しょう症になっているか知っていますか?超高齢化が進んでいることもあり、現在隠れ骨粗しょう症(病院で骨粗しょう症と診断されていない方)も含めると、1300万人もいると言われています。それだけ身近な病気だということです。

その、骨粗しょう症が歯の病気と関係していることをご存知ですか?

そもそも、正常な骨はどうやって作られているかご存知ですか?骨は破骨細胞という骨を壊す細胞が古い骨を溶かすことから始まります。溶かされた骨の周囲に今度は骨芽細胞という骨を作る細胞が新しい骨を作ることによって常に新鮮な骨でいつづけられるのです。

骨粗しょう症は、この破骨細胞が働きが強くなりすぎてしまうことで、骨を作る作業が追いつかず、骨がスカスカな状態のことを言います。

話は戻りますが、骨粗しょう症と歯は何が関係しているかというと、骨粗しょう症に対して出されるお薬と関係があります。骨粗しょう症のお薬といってもいろいろあります。ビタミン剤、カルシウム製剤、女性ホルモン製剤、ビスフォスフォネート製剤などなど沢山の種類があります。その中で、歯という観点から見たときに内服することで副作用が出る可能性があるのはビスフォスフォネート製剤と言われる分類の薬です。

このビスフォスフォネート製剤というお薬は、骨粗しょう症の、破骨細胞の働きである過剰に骨を溶かしてしまうところに働きかけては破骨細胞の働きを抑えることにより骨が溶けるのを抑えることで骨を固くする効果があります。

しかし、この効果が顎の骨に対しては、時に副作用を生じてしまうことがあります。それは、骨が溶かされる働きが止められることで骨の細胞が死んでしまい、顎の骨に血が通わなくなってしまうんです。そのような状態で、歯周病が悪化したり、大きなむし歯があり、根っこの中が膿んでいたりした時に、細菌をやっつける免疫力が働かなくなり骨が腐ってしまうんです。

私は、卒後6年ほど総合病院の口腔外科で勤務していました。その為、骨粗しょう症の薬による副作用によって顎の骨が炎症を起こした方を何人もみてきました。人によっては、癌の痛みの時に使うような麻薬性の鎮痛剤を使用しないと痛みのコントロールができない方もいました。一度、ばい菌が付いてしまうと、なかなか治るのが難しい病気なので、そうならないために日頃から、お口の中のケアをする必要があります。そして、可能であれば、お薬を内服する前に一度歯科医院に受診し、お口の中の環境を改善したのちに飲み始めることをお勧めします。

このお薬の厄介なとこには、飲み始めた時は問題なくても、途中で歯が折れてしまったり、むし歯ができて歯を抜かなくてはならなかった時に、普通の健全者と同じように歯を抜くことができなくなります。

歯を抜くことによるリスクは、お薬が点滴なのか、飲み薬なのかによっても変わります。飲み始めてからの期間も歯を抜く時期を考慮する要因になります。

ただここで勘違いして欲しくないのは、骨粗しょう症のお薬が悪いというわけではありません。骨粗しょう症に対しては非常に有効なお薬だからです。重要なのは、どうやって、そのお薬と付き合っていくかなんです。骨粗しょう症のお薬を飲み始める前、もしくは飲み始めた後に、しっかりと歯医者に受診し、お口の中を健康に保つことが大事だと考えています。

分からないこと、不安なことなどありましたら、ハリヨ歯科にお越しください。

 

 

タバコはなぜいけないの?

2018.02.13
タバコはなぜいけないの?

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

皆さん、タバコは吸われますか?私は、人生で一度もタバコを吸ったことがありません。父親が、ヘビースモーカーということもあり、タバコの臭いが苦手だったので一度も吸いたいとも思ったことはありませんでした。

最近は、タバコによる体の害のことや、たばこ税などでタバコの値段の高騰、分煙や禁煙の場所が増えたこともあり、タバコを吸っている方の数も減っているとききます。それでも、なかなかやめられないのがタバコだと、タバコ愛好家の友人から良くききます。今回は、歯周病とタバコとの関係についてお話しさせていただきます。

タバコを吸うことで発生する煙に含まれている一酸化炭素は歯茎への酸素の供給を妨げます。さらにニコチンは一種の神経毒で血管を収縮(縮める)する作用があります。

この、歯茎への酸素の供給を妨げることと、歯茎の血管を収縮する作用とは簡単に言うと、歯茎に十分な健康な血液が行かなくなってしまうということです。

歯周病になっている人のお口の中は、歯茎の周りにたくさんの歯周病菌が存在し、それによって歯茎に炎症が生じ腫れてしまい、触るだけで出血してしまいます。歯茎が腫れているということは、体が歯周病菌をやっつけようと思って免疫機能が働いている証拠です。

しかし、タバコを吸っていることで、血管が収縮されてしまい、本来歯茎が腫れているところが、反対に引き締まって見えてしまいます。同じように歯茎からの出血も出にくくなります。その為、歯周病菌はやりたい放題となり、歯周病が進行しやすくなるのです。

さらに、タバコを吸っている人の歯周病治療は、吸っていない人と比べて治るスピードが遅かったり、再発も生じやすくなります。

その為、歯周病を直す為にも禁煙をすることをハリヨ歯科はお勧めしています。

禁煙をすることで、歯周病のリスクが4割ほど下がると言われています。

お口の中の変化としては、禁煙をして1週間ほどすると、歯茎の血流が正常な状態に戻ります。それによって、今まで歯周病があってもニコチンなどの影響で歯茎の腫れが隠されていたものが、血流が戻ることで歯茎の腫れや出血が生じびっくりするかもしれません。しかし、それが本来の歯周病の状態です。そこからしっかり歯周病治療と歯磨きを徹底することで、歯茎の腫れや出血は治まってきます。歯茎の変化を実感できると思います。

他にも、禁煙することでいいことはいっぱいです。

血栓症や心臓発作のリスクが半減したり、肺がんのリスクも下がります。歩行など、日常動作も楽になってきます。

ご自身がタバコを吸っている方、家族でタバコを吸ってるかた、一度ハリヨ歯科に受診し、お口の中をチェックしてみていかがですか?

 

 

歯周病が強い理由(2)

2018.02.11

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

前回に続いて第二弾、歯周病が強い理由(2)

今回のテーマは心臓病です。

歯周病と心臓病って何か関係があるの?と思われるかもしれませんが、実際は歯周病との関係は大ありなんです!!

糖尿病の説明の時もお話ししましたが、お口の中の細菌は腫れた歯肉から簡単に血管・血液に侵入します。

私は、卒後総合病院で6年ほど勤務していました。総合病院なのでもちろん、歯科のみではなく、内科、外科を含めた多くの医科と仕事をしていました。総合病院では、重症な患者さんもたくさんいます。その患者さんが40度以上の熱を生じたら、感染の原因を探るために血液を採取し、血液の中に細菌が存在していないかの確認をします。そこに細菌が存在していれば細菌による感染が生じ熱が出たと考え、その細菌にあった化膿止めを点滴することで治療を行います。その際、検出される細菌にお口の中で存在する細菌がよく検出されていました。そのような患者さんのお口の中を診察すると、口腔内の清掃状態は悪く、歯肉が腫れていることが良くあります。

お口のケアが不十分であると体の状態によっては、菌血症、敗血症(身体中の血液にばい菌が増殖してしまう状態)となり亡くなってしまうこともあります。

特に問題となるのが、心臓に細菌が付着してしまう状態である感染性心内膜炎です。感染性心内膜炎とは心臓の中にある弁、心臓の壁、大血管の壁に細菌が付着していまう感染症のことです。心臓から、身体中に血液が回るため、そのおお元である心臓に細菌が付着してしまうと、身体中の血液に細菌が回ってしまいます。(菌血症)

心臓にできた細菌が増殖し塊となったのちに、その細菌の塊が心臓から離れると、血流に乗って細菌によって血管が詰まることがあります。その場合は治療を行わないと死に至ることもある怖い状態です。細菌の塊が血流に乗って脳に到達すれば脳梗塞を発症し、心臓で詰まれば心筋梗塞などの症状が生じます。

感染性心内膜炎になりやすい人は、心臓の手術後の方、心臓の弁に障害がある方、糖尿病で感染しやすい方、重度の歯周病の方、お口の中の清掃状態が著しく不良な方は心臓に感染を生じやすくなるため注意が必要です。

全身の健康は口を健康にすることから始まります。是非一度ハリヨ歯科に受診してください。ハリヨ歯科は皆様の健康寿命を伸ばすことのお手伝いをいたします。

 

親知らずは絶対抜かないといけないの?

2018.01.31
親知らずは絶対抜かないといけないの?

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力入れる歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

歯医者さんでの嫌な思い出でよく上がるのは親知らずを抜いたこと。

『腫れた』『痛かった』『熱が出た』などあまりいい話を聞きません。

実際、親知らずはすべての人が抜かなければいけないかと言うとそういうわけではありません。

親知らずを抜く理由は大きく分けて次の3つです。

①親知らずが感染を繰り返している場合。

一度、感染を生じると、再び痛みを伴うことが多いです。特に妊娠を考えている女性は、妊娠すると、つわりなどからお口の中のケアが難しくなる時期が生じることがあります。そのため、妊娠時は妊娠する前より、ばい菌が付いてしまうことが多いんです。もし、妊娠中に親知らずに、ばい菌が付いてしまうと、化膿止めや痛み止めを飲まなくてはいけなくなります。妊娠中は、できれば、お薬は飲みたくないですよね!そのため、抜く必要があれば早めに歯を抜くことをお勧めします。

②親知らずがむし歯になっている、もしくは親知らずによって隣の歯がむし歯になっている、むし歯になるリスクがある場合

親知らずが大きなむし歯になっていて残しておくのが難しい場合は抜歯を行います。治療が可能な親知らずは極力残します。

③矯正などで抜歯を依頼された場合

矯正歯科医より矯正のために抜歯を依頼された場合は、抜歯を行います。

※親知らずに感染などの症状がない歯で矯正医からの抜歯の依頼の場合は、保険診療外となります。

では、抜かなくて良い時はどんな時でしょう。

①完全に骨の中に埋まっていて、感染や、隣の歯に影響を及ぼさないと考えられる場合。

 

 

 

②垂直に親知らずが生えており、噛み合っている場合。

③奥歯がむし歯になって、抜歯をしなくてはならない場合に、親知らずを抜歯した部位に移植する場合

特に③の移植については、患者さんにお話しするとそんなこともできるんですかとびっくりされます。すべての症例に移植ができるわけではありますん。移植に向いている親知らずと向いていない親知らずもあるので、気になる方は、歯を抜く前に一度、受診していただけると、より詳しくご説明します。

親知らず=抜歯ではなく、あらゆる可能性を考慮した上で抜歯をするかどうかを決めることをお勧めします。

 

むし歯にならないようにするために

2018.01.26
むし歯にならないようにするために

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日はむし歯予防についてお話ししていきます。

同じように生活していてもむし歯になりやすい人と、なりにくい人がいることをご存知ですか?一生懸命歯を磨いているのにすぐにむし歯になってしまう人もいれば、ほとんど磨いてこなかったのに今まで、一回もむし歯の経験がない方もいると思います。それは、何で違ってくるのでしょうか?

①まずは、生活習慣です。簡単に言うと食生活ですね。食事や間食の頻度が多ければ多いほどむし歯のリスクは上がるのです。

また、食事の中に砂糖が多ければ多いほどむし歯のリスクも上がっていきます。

特に問題になるのは間食や飲み物です。普段何気なく食べているお菓子や、ジュースなどには多くの砂糖が入っているのを知っていますか?

お子さんに人気の乳酸飲料などもに多くの砂糖が入っています。当院では、むし歯のリスクの高い方には食事の話などを詳しくお話しさせていただいています。ご興味のある方は、スタッフまでお声掛けください。

②歯磨きの問題。いくら砂糖のコントロールをしていても、歯磨きがおろそかになってしまうと、やはり、むし歯のリスクは上がってしまいます。『私は、1日3回磨いているから大丈夫!』と思っていられる方。本当に大丈夫ですか?自分では磨けていると思っていても、実際は磨けていない方も多くいらっしゃいます。ハリヨ歯科では歯磨き指導や、歯ブラシの選択、歯磨き粉の選択も含めて患者さんのお口の中を診察したのちにご提案させていただいています。

③つば(唾液)の問題。唾液の量が多い人ほどむし歯になりにくいことを知っていますか?逆に言うと、唾液の量が極端に少ない人ほど、むし歯になるリスクがグーンと上がるんです。ご高齢になると、唾液を作る工場である、大唾液腺という場所が萎縮をするために、唾液の量が減少します。他にも、糖尿病のかたや複数のお薬を服用しているかたも唾液の量が減ってしまう原因にもなります。唾液の量が少ないかたには、唾液を出すマッサージをしたり、保湿剤を使ったり、お口の環境を整えるアドバイスをさせていただきます。

また、食事の際に、食事中に含まれる砂糖をむし歯菌が食べることによって出される酸によってお口の中の環境は酸性に傾きます。酸性に傾いている状態とは、簡単に言うと歯が溶けやすい状況になっているということです。それにより、むし歯は発生、進行しやすくなるのです。しかし、唾液の性質によって、酸性になった、お口の環境を中性に戻してくれます。この、中性に戻す力が、人によって違うんです!その力が強い人は酸性の時間が短いのでむし歯になりにくいのです。逆に中性に戻すのに時間がかかる人は、人よりむし歯になりやすくなると言えます。

そのため、むし歯になりやすいなりにくいは、人によって変わってくることがわかっていただけましたか?ハリヨ歯科では、こう言ったむし歯の原因を探ることができる唾液検査を取り入れています。

ご興味のあるかたは、スタッフまでお声掛けください!

 

 

子供(2歳くらいまで)の仕上げみがきのコツや注意すること!

2018.01.09

こんにちは。大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄陵亮です。

今日はお子さんの仕上げみがきについてお話ししたいと思います。お子さんが産まれてから、どのタイミングで歯を磨き始めれば良いか疑問に思われている親御さんも多いと思います。ハリヨ歯科では、お子さんの歯磨きのタイミングは、歯が生える前の生後4ヶ月頃からとお話ししています。歯磨きなのに『歯が生える前から歯磨きが必要なの?』と疑問に思われることもあると思います。歯が生える前の歯固めとして、お口の中に物が入ることをに慣れるようにするのが目的です。

そして、生後6ヶ月頃に下の前歯が生え始めます。その時に歯ブラシによる歯磨きをスタートしましょう!子供が嫌がるようなら、ガーゼで歯磨きしてもらってもOKです。母乳や粉ミルクだけであればむし歯の危険は少ないので、一生懸命に汚れを取ることを目的にするのではなく、歯磨きは楽しいもの、歯磨きは気持ちの良いものと思ってもらえることを目的に行いましょう!必死な表情でお父さんお母さんが抑えながら歯を磨いていると、お子さんは歯磨きの時間が嫌になってしまいます。そうならないように、笑顔で、歌を歌いながら歯を磨く楽しい時間になるように心がけましょう!そうは言っても、お子さんをむし歯にしたくない親御さんの気持ちも十分にわかります。そこで、大事になってくるのが、どんな歯ブラシを選ぶかです。小さいお子さんが歯磨きに慣れるまでは、長時間の歯磨きは集中力が持たないためにできるだけ短時間で効率良く歯を磨きたいものです。そのため、お子さんにあった歯ブラシを選択する必要が有ります。pointは歯ブラシのヘッド(ブラシの部分)は歯の1.5歯分以下であること、毛先は短めが良いです。仕上げ磨き用はお子さんのお口の中が磨きながらしっかり見える必要があるために持ち手から毛先までが長めの方が良いです。当院でも、歯ブラシの処方をしていますので、ご希望があればスタッフまでお声掛けください。あとは、歯磨きの姿勢や、歯磨きの仕方など、知っていれば、今行っている歯磨きよりもより効率に、短時間で磨くことも可能となります。是非、ハリヨ歯科に受診して歯磨き指導を受けてみてください!

お子さんにとっても、親御さんにとっても楽しい歯磨きの時間に変えられるかもしれません。

大垣市、今宿 むし歯予防、歯周病予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科

 

院内ミーティング

2017.12.21
院内ミーティング
おはようございます。
大垣市のむし歯、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄です。
 
ハリヨ歯科では月に一回診療を休んで、院内ミーティングを行っています。
今回のテーマは、『院内でのカウンセリング内容の統一化を図ること。』

ハリヨ歯科では、患者さんに御来院いただいた際に、カウンセリングをする時間を頂いております。

患者さんが納得して治療に臨める様に、歯のことや、むし歯の原因、歯周病の知識をお伝えすることで、いつまでも自分の歯で生活できる様に歯の大切さを知ってもらうためです。

今回は、常勤スタッフ、パートスタッフの全員でミーティングを開催しました。
まずは、カウンセリングの内容のポイント、伝え方などを講義形式で院内シェアをしたのちに、2グループで患者さん役、衛生士役、第三者で客観的で評価する担当に分かれてロールプレイングを行いました。
今までスタッフによって伝え方や伝える内容に偏りがあったために、院内統一することで全ての患者さんにハリヨ歯科の想いを伝えられる用に励んでいきたいです。
大垣のむし歯、歯周病予防に力を入れている歯医者 ハリヨ歯科